re:Inventでラスベガスに行った人がDance Dance Revolution(DDR)をやりたくなった時に読む記事(2019年版) #reinvent
お久しぶりです。宇宙ネコです。
お久しぶりを通り過ぎて「お前誰?」となっている方も多いと思われますが、そのような方ははじめまして。
宇宙ネコと申します。
普段は仕事の傍ら得た知見を会社のブログにまとめたり、ブログを書く傍ら仕事をしたりして過ごしています。
こうなるまでの経緯は初めのエントリに詳しくまとめてありますので、気が向いたらご一読下さい。10分程度は暇潰しができます。
さて、今日はこんな私が仕事の傍ら得た知見で、「これは知見だけど社のブログ向きじゃない……けど絶対まとめておきたいよな」と思ったある事柄をここに纏めておきたいと思います。
- re:Inventで行ったラスベガスでもDDRがしたい
- re:Inventで行ったラスベガスでも「DDR行脚」がしたい
- それでもre:Invent中にDDRがしたいし、実は旧機種が好きだ
- re:Invent会場とDDRのあるゲームセンターの場所
- ラスベガスに行ってDDRをするという事について
re:Inventで行ったラスベガスでもDDRがしたい
まず前提として、このブログに頻出する単語を軽く纏めておきたいと思います。
re:Invent: AWS(Amazon Web Service) というAmazonが提供しているパブリッククラウドサービスが1年に1回、1週間程度アメリカのネバダ州ラスベガスで実施しているカンファレンス。より分かり易くまとめると 世界中の誰もが何かしらでお世話になっているAmazonのクラウドサービス が総力を挙げて新サービスやセッションを あのラスベガスでやっちゃう1年に1回の盛大なお祭り
DDR: Dance Dance Revolution という、ゲームセンターで遊ぶ事ができる体感音楽ゲーム。 ダンス知らなくても踊れるよ!! というメッセージが公式から発信されていたが、どちらかというと行間の(ダンス知らなくても) 安定した体幹と強靭な筋肉、全力の運動に2分弱耐えられる体力があれば(踊れるよ!!)という想いを汲み取る必要があったゲーム
以上。
……と、ここまでで「re:Invent」と「DDR」の接点が見出せる人は 皆無 だと思います。
なので、もう少し「DDR」について補足をしていきたいと思います。
DDRには「エリアブラウザー」というコンテンツがあります。
これは、プレイした筐体の所在地を記録していってくれる物です。
そして、この記録を目当てに各地のDDRをプレイする事をよく「 行脚 」と言います。
同じくKONAMIから出ている音楽ゲームである「beatmania IIDX」(通称: 弐寺)でも同様のコンテンツがある為、音楽ゲームをやっている方は聞いた事があるかもしれません。
▲ DDR A時代の記録。前職の特性や旅行ついでにゆるゆる行脚していました
上記画像では表示されていませんが、他にも台湾や韓国・アメリカ・タイなどのDDRが稼働している国でプレイすると記録が追加されていきます。
さて、この「行脚」ですが結構面倒な事に時間とお金が大いにかかります。
そもそも、観光地にゲーセンがあるとは限りません。また、DDRという機種は筐体の値段など様々な事情が相まって置いているゲーセンが限られています。
「ゲーセンあるじゃん!ダンレボやらないの?」と聞かれて説明に窮した経験、ありますよね。
また、「 機種がメジャーアップデートするとコンテンツが1からにリセットされる 」という予測しづらい時限爆弾のような要素もある為(幸か不幸か、DDRはメジャーアップデートの頻度は非常に低い機種なので有難いのですが……)、ガチ勢の人はそれはもう時間・お金・知力・体力・時の運を使って世界中を飛び回るようです。
かく言う私も「出かけた先にDDRがあるのなら記録をつけておきたい」と言う貧乏性のような行脚精神の持ち主な為、出先のDDR事情については多少アンテナを張って過ごしていました。
……と言うここまでの経緯を元に見出しを少し手直しすると、次のようになります。
re:Inventで行ったラスベガスでも「DDR行脚」がしたい
結論から言うと、「難しい」です。
正確に言うと、「re:Inventにフルで参加しつつ移動できる範囲で、行脚対象となるDDR筐体をプレーする事は難しい」です。
行脚対象となるDDR筐体がほぼほぼ無い(DDR-Navi調べ)
ここで、行脚er(行脚をやっているプレイヤー)御用達のあるサイトについてご紹介します。
みんな大好き、 DDR-Navi です。
簡潔に説明すると、DDR筐体のあるゲーセンのWikipediaと言うべきサイトです。
特に、初めての土地で行脚する際のアクセスや筐体の種類の確認ができるのが有難いです。
また、最終確認日も記載されているので「わざわざ行ったのにDDRが置いてなかったんだけど……」と言う悲しみを背負うリスクも減らせます。
実際に、去年re:Inventに参加した際に 8kmほど歩いてDDRをプレーしてきた 際に更新した情報ページのリンクを載せておきます。
上記ページに詳細は記載してあるのですが、現地に足を運んで 行脚ができなかった ゲーセンです。
でも、店長さんはとても気さくな方で、自作のポプカ(KONAMIのポップンミュージックという音楽ゲームのカード)でデコったeパス(行脚に必要なカード/後述)を見せてくれたりととても良い思い出ができました。
後、ITG(In The Groove)があったのも個人的には驚きでした。良い思い出。
マッカラン国際空港に近いところにあるのは嬉しいです。re:Invent期間真っ只中に行くとなると時間と足の確保(LyftやUberといったシェアタクシーアプリ)が必須となります。
行脚に必要な条件
「DDRがあったのに何で行脚ができなかったの?」「行脚対象のDDRって事は、行脚非対象のDDRもあるって事?」と思われている方もいらっしゃると思います。
その通りです。
ここで、行脚に必要な条件を記載します。
前述しましたDDR-Naviでは、事前にこの辺りが調べられる為「ここは行っても行脚できないのね」と言った情報が得られます。
その観点でラスベガスについて調べると、DDR-Naviにデータのある3店舗のうち1店舗しか行脚対象にならなそうです。(去年可能性を潰したもう1店舗は、残念ながら今年は行かなかったのであれからどうなったかは分かりません……)
対象になりそうな店舗へのアクセスを調べていたところ、re:Inventが開催されている地域からは以下のような結果が出ました。
▲ 遠い
8km歩いた私ですが、30km弱は流石に遠いと思いました。
re:Inventにゴリゴリ参加しながらの行脚は、上記の理由で 難しい です。
それでもre:Invent中にDDRがしたいし、実は旧機種が好きだ
ここからは「 行脚はさておきとにかくDDRがしたいんだ 」という方向けの話になります。
余談ですが、私はDDRの旧機種の方が好きだったりします。
筐体はX筐体が好きだし、好きな曲は「Midnite Blaze」や「Do It Right」や「R壱万」です。
分かりやすく説明すると、「 旅館に置いてあるような古い機種こそやりたい事がやれて好き 」な人間です。家庭用のDDR(PS無印やPS2、北米版のWiiなど)をゴリゴリ買い集めてやっている人間です。アキバではトラタワに行く人間です。
何はともあれ、昔のゲーセンにあったDDRが大好きという訳です。
そんな訳で、ここからは「re:Invent会場から徒歩圏内もしくは交通機関で10分程度の距離にあるDDR」の紹介をします。
実際に自分で行ったところと情報を伝聞しただけのところがありますので、情報の正確性に関しましては留意して読んで頂けますと幸いです。( 2019年12月の情報です )
re:Invent会場とDDRのあるゲームセンターの場所
赤いマーカーがre:Inventのセッション会場となっているホテル、緑のマーカーがDDRが設置されているゲームセンター及びエリアとなっています。
ちなみにこのマップは、Pythonで地図を可視化できるライブラリ「folium」とJupyter Notebookで作成しました。
では、それぞれの場所について紹介していきたいと思います。
West Wing Boutique
MGMグランド内 にあるゲームコーナー。
知っている範囲で唯一の、 セッション会場内にあるDDRです 。
会場内って言っても広いし見つけられるのか?と思っていましたが、ホテル内でマップを開き、目的地の方向に歩いていくと辿り着くことができました。恐ろしやアメリカンサイズ。
ホテル内でマップを開くという稀有な経験ができたので良しとしました。
筐体は X筐体 。稼働バージョンは DanceDanceRevolution X2(US版) でした。
クレジットの投入ができるようになっており(1,5,10,20ドル札の投入が可能なようでした)、5ドル札を投入してみたのですが4クレジットになったので、正確な1プレイの値段は1ドルジャストでは無さそうでした。
シングルプレイは1クレジット・ダブルプレイは2クレジット消費となっていました。
時間制のフリープレイが多い中で、サクッと1クレ分遊ぶといった事ができるのは良いですね。
(北米版初出の「ICE ICE BABY」と「DAFT PUNK IS PLAYING AT MY HOUSE」がありました)
EUROBEAT好きとしては「SUPER EUROBEAT」の曲が入っている事が嬉しいです。
後最近Nightcoreをいっぱい聞いていたので、原曲としてよく使われているCascadaの曲が入っていたのが嬉しいという。二度美味しい。
「only my railgun」や「EZ DO DANCE」、中国語版の隠し曲たちもあってお腹いっぱいだなぁ……と感慨に浸りつつ 実際に遊んできました。
遊んだ感想としては、よくあるホテルの一角にあるゲームコーナーの筐体という事もありパネルの感度はそこそこです。ハマる事もあります。
でも、ワイドな液晶のサイズ感が嬉しいX筐体(個人的に白・金筐体はちょっと大きく感じているので)をアメリカの地で踏める喜びは半端ないです!
MGMでのセッションに参加して、シャトルバスの待ち時間があるなーとなった際などに是非遊んでみて下さい。そのままバスに乗り遅れないように!
GAME NEST
セッション会場周辺からは少し外れにあるゲームセンター。
ルート検索した限りですとベネチアンから車で12分程度の位置にあるようです。
公式ホームページはこちら。
Game Nest
筐体は、上記ホームページ・現地で遊んできた人の話より 赤筐体 。稼働バージョンは DanceDanceRevolution A のようです。
基本的に、時間貸し(8ドル/h〜)でゲームプレイをさせてもらう仕組みのようなので、PASELIの利用は不可能そうです。
去年も、同様のフリープレイ形式の店舗でeパスが利用できなかった為行脚は不可能……かと思われますが、もし現地へ行かれる機会がある方がいらっしゃいましたら試して頂けると嬉しいです!
その時はカードリーダーが壊れているといった事を伺ったので、もしかすると行脚可能かもしれません。
やはり赤筐体のeパスを差し込むタイプは壊れやすいなぁ……といった感じですね。
「やってみた」をしてくれて、行脚成功報告を頂けると私が喜びます!
他にも、公式ホームページのギャラリーを見る限り以下の音楽ゲームがありそうです。
- ミライダガッキ
- ポップンミュージック 16 Party
- グルーヴコースター2
- リフレクビート
- maimai
- jubeat
- Pump It Up
PIUがあるのは、足でやる音楽ゲームをやる人としては嬉しいですね。
CIRCUSCIRCUS/Adventuredome
こちらに関しては、DDR-Naviの情報しか知らないのでリンクを掲載しておきます。
DDR-Naviによると、こちらもWest Wing Boutiqueと同じホテル内ゲームコーナーのDDRのようです。
ちなみにこの「CIRCUSCIRCUS」は、re:Inventの後半にあるお祭り「re:Play」の会場に向かう途中に見かけるホテルです。
▲ ホテルの外観
▲ 思わずネオンに目を惹かれるはず
歩きながら適当に撮った写真しかなかったのですが、真っ暗な道中では必ず目を惹かれるはずです。
外観についてもっと知りたかったら「CIRCUSCIRCUS Las Vegas」でググって下さい
ラスベガスに行ってDDRをするという事について
re:Invent期間中でも足を運べそうなゲームセンターやゲームコーナーについて紹介してきました。
「ラスベガスまで行ってDDR……?する?」と思われる方も多いかもしれませんが、実は意外なメリットもあるかもしれないです。
という良さそうな話をちょっとだけさせてもらって、私のDDR紀行 in re:Inventを締めくくろうと思います。
DDRがきっかけで現地の人と交流する機会があるかもしれない
時間貸しの店舗では確実に、 英語でのコミュニケーションが必要になります 。
そのゲームセンターでのしきたりやお金のやり取りをする必要がある為です。
ついでに、DDRの話をする事もあるかもしれません。何故なら、そこに集まっているのはゲームという共通言語を持った人たちですから。言語の違いも少しは緩和されます。
去年(2018年)のre:Inventの話をちらりとしましたが、自分の持っているeパスから話が広がる事もあります。
更に、そのゲームセンターから引き上げる時に呼んだLyftの人と話す中で「DDRをした帰りだったんだ」言ったところ「DDR知ってるよ!曲も知ってる!こういうのだろ?」とタクシー内でノリノリな曲を爆音でかけて貰いました。
日本にいても、海外の方に声をかけられる事はDDRをやると稀にあると思います。
「その曲好きだよ!」「ありがとう!」と言った挨拶程度の会話かもしれませんが、それでも英語かつ趣味で会話ができると嬉しいものがあります。
自国と同じものに触れて心が安らぐかもしれない
初めての海外、初めての入国審査、初めてのカンファレンス……慣れない事づくしで私は初海外をラスベガスで過ごしました。
そんな中で、自国でいつも触れていたものがあるだけで少しホッとしました。
DDRをプレーする10分弱は日本にいる時と同じように足踏みをしているだけなのです。
日本もアメリカも同じように重力があるんだよなぁ 、というちょっとずれた安心感を早いうちに感じる事ができました。
ただ、DDRは 比較的運動寄りのゲーム です。
re:Inventは約1週間あります。移動時間も合計でほぼ1日近くかかります。
体力の配分はしっかりした上で、気が向いたらセッション会場周辺で遊んでみて下さい。
では、良きDDRライフを!