現実逃避の副産物

現実逃避の副産物

しょうもない言葉を丁寧にラッピングして送り出す場所

元日、私はココイチのカレーを食べた

微熱から上がったり下がったりを繰り返していた熱もようやく収まり、しつこく痰が絡む咳との格闘だけになった元日。
私は、ココイチのカレーを食べた。

正月の楽しみどころが分からない

しょうもない出だしから明けましておめでとうございます、宇宙ネコです。
流石に寝正月を送るのもなんだし、体調もぼちぼち整えていきたいなと思ったので雑記を書いてみる事にしました。
皆さんは、お正月の何を楽しみにしていますか?
色々あると思いますが、私は今からその色々を ひたすら叩き潰していきたいと思います。
年末からインフルエンザで全く正月らしい事をしていない僻みが無いとは言いませんが、多分健康体でも思っている事なので割とニュートラルな自己分析に依る言葉であると信じています。

おせちにあまりときめかない

そもそも昔は三が日店が休みを取っている事が普通だったからおせちを作って食べる文化となっていたようですが、その観点でいくと「おせち、現代ではもう良くない?」となってしまいます。
そんな屁理屈を差し引いても、おせちの中身で「これ大好き!」となれるものが少ないのです。
昔から自分が好きだったものは何かなぁと考え、箇条書きにしてみました。

  • 紅白かまぼこ
  • 数の子
  • 伊達巻
  • 栗きんとん
  • ローストビーフ・ハム等の肉類

……成人してからあまり食べていないのもありますが、基本的に煮物系があまり好きではないです。舌も心も子どもです。
また昆布とか田作りが致命的に苦手です。
となると、「これどこが可食部やねん」という問題にぶち当たります。
後は、甘いものはあまり食事に食べたくない派なので、伊達巻と栗きんとんはデザートとして食べたいです。 そもそも、朝ごはんを食べると気持ち悪くなりやすい為、基本的に朝ごはんを殆ど食べないのでおせちは完全に重量オーバーです。    

餅を食べるのが下手すぎて辛い

「何言ってんだ?」という方の為にちゃんと説明するので少々お時間を下さい。
お雑煮は大好きです。家はすまし汁にかしわの入ったタイプのものでした、ほっこりする味でとても美味しい。
お餅も大好きです。甘いのもしょっぱいのも好きです。磯辺巻きの焦げた醤油の香りとかたまらないです。
ただ、 餅を食べるのが圧倒的に下手くそ なんです。
どう下手かと言うと、 餅が増えます
冗談でなく、増えます。食べても食べても餅が減らないのです。
食べても減らないと言うことは、餅が増えていると考えるのが自明でしょう。
食べても減らない、寧ろ増える餅。食べるほどに膨れるお腹。 地獄、の一言に尽きます。
美味しいものは無くなって欲しくないと思ってしまうものですが、いざ現実となるとしんどい事が分かりました。
後、元々食べるのが遅く、その辛みも絡んで倍辛くなります。
そもそも、朝ごはんを食べると気持ち悪くなりやすい為、基本的に朝ごはんを殆ど食べないので餅は完全に重量オーバーです。

スケジュール過密でしんどい

あなたは休日は午後に起きるタイプの人間です。
この前提で話を進めるので、今のうちにこの設定になりきって下さい。

そんなあなたにも元日は訪れます。明けましておめでとうございます。
元日は朝から新年の挨拶が始まります。家の中、ご近所、ファーストエンカウントが発生する度に畏まった挨拶をする事になります。
もしかすると、初日の出を見に行く事になっているかもしれません。その後初詣も行っちゃうなんて事もあるかもしれません。
忙しなくご飯を食べ、服を着込み、外に繰り出し……落ち着いた頃にはもう日も上りきった午後。
いつもならこれくらいにのそりと起き、お湯を1クリックで沸かし、インスタントコーヒーを適当な濃さに淹れて寝巻きのまま一服しているというのに。
こなしたタスクの数が既に業務時と同等です
「休日に何もしないの?」と考えるタイプの人にこそ読んで欲しいのですが、「休日に何もしたくない」と考えている人にとって休日にこなすあれこれは タスク です。
0タスクで過ごしたいのです。

生まれて初めて何もない元日を迎えて、私はカレーを食べた

上記のような「ハレ」イベントを「タスク」と捉えている私は、生まれて初めて正月らしい事が皆無な元日を迎えました。
そのバックグラウンドにあるものは、先ほどからちらほら話している通り「インフルエンザ」だったりするのですが。
ちょうど年末年始にかけて高熱・微熱・吐き気・関節痛・頭痛・激しい咳と体調不良の満漢全席を味わっていた為、何一つ準備も予定もありませんでした。今書くの?みたいなブログを書いたりはしていましたが
年末最後に食べたものは マックのナゲット です。ちょっとワクワクしました。マックのナゲットのバーベキューソースが死ぬほど好きなんですよね。

体調が芳しくないと食べたいものもピンと来ないもので、友人が送ってきたおせちの写真を見ながらコーンフレークを食べたりしていました。コーンフレークの砂糖が溶けた牛乳を飲む時、「生きてるなぁ」と感じられるくらいには幸せを感じます。
動き回ると熱が軽率に上がったりする為ベッドに寝そべり、冬休み前に買ったポケモンを進めたりしながら過ごしているとあっという間に夜を迎えました。そう、勿論起床は午後だったので あっという間に 夜になるのです。
さて、何を食べようかなと思った矢先、ふと頭をよぎったものは カレー でした。
言葉に言い表せないのですが、私はカレーが食べたくなったのです。それもココイチの。
野菜カレーに辛さを追加し、ご飯を減らし、カツとナスを追加しました。

こんな元日にも宅配のある現代に生きていて良かったと、しみじみとしました。
うっすいカツも、油を良く吸ったナスも、何もかもが私をしみじみとさせてきました。
インフルエンザの前は親知らずを抜いて、その時の激痛を引きずっていて刺激物を全く食べないようにして過ごしていた事もあり、久々の刺激物が心に染み渡りました。
飲み物を買いに行くついでにコンビニで買ったピクルスとカレーに付いてきた福神漬けが被るという事故もありましたが、味のベクトルが違うので不問になりました。
酢漬けの漬物とお米は合わないだろうと思って普段生きているのですが、カレーにおいてだけは別です。
様々な野菜の入ったピクルスだったのですが、プチトマトだけはピクルスに染まり切らずプチトマトとしての自我を守りきっていました。なんで?
そして、案の定半分程度からは味への感動が満腹中枢にかき消されるようになり、頑張って黙々とカレーを食べ進める事になってしまいました。

こんな出だしもきっと悪くない

元日の出来事を翌日に書いているので、既に毎日日記を続ける事は不可能になった 訳ですが、今年は気が向いたらこうやって日常をゆるゆる垂れ流していきたいなと思います。多分だけど、仕事始まった瞬間にこの想いは全部吹き飛ぶ予定
正月疲れの合間のお供に読んで頂ければ幸いです。

▲ 今年はマジで正月っぽい事を何もしていないので、去年の写真を貼ります

今年もこんな人間をやっていく予定ですが、どうぞよろしくお願い致します。