現実逃避の副産物

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しょうもない言葉を丁寧にラッピングして送り出す場所

「ゆるブラック企業」を退職致しました

 

突然ですが、話題の「ゆるブラック企業」を退職しました

初めまして、宇宙ネコと申します。初めてはてブロを書きました。


これは正確に言うならば、

スキルアップがしづらい業務内容」

「(常駐する私は)残業等は少なく、環境や人間関係は良好」

な常駐先単発ガチャを引いた社会人経験1年未満の私が

「月給20万円前後」の会社(SES企業)を退職しました、というエントリです。

大体5200文字です。

読むのに10分くらい掛かるかもしれませんがよければお付き合い下さい。


決してブラックとは言い切れない待遇で、自分の悶々を言語化出来ずにずっと悩んでいた私が出会った「これだーーー!」と言うストライクゾーンワードだったのでタイトルにつけさせて貰った次第で。

造語がすとんと腑に落ちる瞬間を実体験してしまいました。ゆるブラック企業。パープルは好きな方の色だから私はゆるブラック企業とこれからも言い続けていきたい。

SES企業って誰視点から見るかで色が変わりますよね。つまり赤方偏移企業。ちょっと言ってみたかっただけです。

 

 

 

本エントリがSES企業の批判と捉えられるのかどうかの問題


持論は

「SES企業はITじゃなくてITの技術力を持った人材を派遣する企業だからそう名乗ってくれや!ややこしいねん」

なのですが、今回そこにはあまり突っ込みません。

「人売り文化」に馴染めず、「勝手」に精神にダメージを受けた私が「当業界に対する理解の甘さ」を自戒した記録がこの退職エントリに詰まっている、その前提でお付き合い頂ければ幸いです。
デザインイケイケおしゃブログを作って日々技術について語っていくゾ☆とか始めた私が次のエントリで早速愚痴をこぼしだし、その後は体調に支障を来して全てが風化した話も多分突っ込みません。いずれ気が向いたら突っ込むかもしれません。

 

と言いつつ最初で最後にしておきたい愚痴(遠吠え)


「SES企業」ってワードをどれだけの「IT未経験の人」は認知してこの業界に入ってくるのだろうかと。

ずっと事務職を探してて、このご時世事務職なんて無いぞ☆理系のロジカルな君ならIT企業オススメだぞ☆ってエスカレーションしてきた某就活コンサルタント企業は一言も教えてくれなかったぞ。若干コンサルタントから距離感0寄りのチャラみを感じた時点でもう少し能動的に動くべきだったわ。理系=ITの謎定理を押し付けるなや!まぁ定理を証明せずに丸暗記するダメ理系タイプの私がダメってオチです。

くっそうそれでも悔しい。


自己分析も企業研究も通らなかったルートしか歩んでいないのでイマイチ分からないのですが、4年次に就活を行い、自己分析や企業研究を行い非情報系理系や文系でIT企業を能動的に志望した方々はSES企業やIT企業の構造を把握した上で就職先を選んでいったのでしょうか。もし良ければ、自分はこうでしたといった情報をお寄せ頂けるとありがたいです。周りもそのようなルートを歩んだ人が少なかったので私の中でのデータが足りないのです。

 

「私」についての最低限の前提知識の提示


自分で言うのもなんですが、上記の就活の話のように少々特定され易い経歴を持っているのでぼかしぼかし「私」についてお話致します。短い人生の中でも色々イベントが発生したお陰で、面接等の際にはすべらない話がn(n:1以上の自然数)個程出来たりします。
理学部卒(非情報系)で、未経験歓迎IT企業(IT企業にある程度の理解がある方なら分かって頂けると思う比喩表現)に入社させて頂いた社会人歴1年未満のインフラエンジニア志望の見習い、それが「私」です。

簡単にここまでの経緯をお話しすると

 

未経験歓迎IT企業入社

研修終了後常駐先ガチャ実施

常駐先勤務中、体調不良になり撤退

休職

休職の期限、3ヶ月を経過する前に退職←Now!

 

こんな感じですね。

 

そうだ、退職して転職、しよう。までの道のり

 

①常駐先単発ガチャで引いたのはWindows Server周りの保守業務

初期ガチャで多く入っていると言われる保守業務を引きました。

まずここですが、私が研修で扱ってきたのはLinuxサーバです。

これ自体はよくある話だとは思います。開発言語が違う!の領域よりは断然マシだと思うし。

それに、勝手が違えど所詮はPC。現場で触れていけば慣れるものだと認識していたので当時はこれでストレスを負う事はまだありませんでした。

 

②技術向上と自我を投げ捨てた業務内容

保守自体は大事な業務だと思います。構築して終わりなんて世界はないです。

寧ろ保守予算割いて劣悪な状況を作り出す企業はなんなのだろうと思っております。

ただ、私の行っていた業務内容はトラブルが発生したエンドユーザ様からの通知を受けてトラブルの切り分けをした上位会社からの連絡を受けたら、現地に技術者の方を派遣する為のスケジューリングや手筈を整えて現地に技術者の方を連れて行き、エンドユーザ様と技術者の方を直接会話させないように仲立ちする事です。

どのベンダーに連絡を取るかなどは既にマニュアル化されてます。

 

つまり、私が行う事はマニュアルを確認し、ベンダーにメール・上位会社にメール・メールが帰ってきて予定が付かなかったらリスケしてメール・返事が来なかったら(大抵は上位会社がメールを止めます)催促のメール・メール・メール・現地に行く事になったら自社に手続きの連絡……就活当時に念願だった事務職になれたのかな?と何度思った事か。そもそも、この中継ぎポジションがいる事でやり取りの工数増えてない?要る?

その際、普段から自社名を名乗れない(常駐してますから)上に

常駐先の名前すら名乗れなくなります。

 

まさに我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのかと言った感じです。

自殺は考えませんでしたが、色々負の感情は渦巻いておりました。

ただ、常駐先の上司の方はこの業界の構造に難色を示している私の話をよく聞いて下さり、今後スキルが身につく業務を回せるように努力して下さる方でした。

その気持ちはとても嬉しかったし、私の業務の姿勢(何事も言われたまま行うのではなく、自分で調べてより効率の良い手段があればそれを実行する)を評価して下さったりと先に述べたように人間関係や環境は良好な常駐先でした。

ただ、身体は新しい業務を貰うよりも先に限界を迎えてしまいました。

偶然罹った胃腸炎が治りきらず、慢性化しかけ、胃にポリープが出来てしまい休職する事となった訳です。

 

③ガチャ運はメンタルに結構響く

まず先に、「常駐先ガチャのここがクソゲー 」を改めて確認してみましょう。

 

SSR案件の比率が不透明!


ブラックボックスガチャ。ガチャで引ける案件の内容が事前には全く分からない!


天井がない!


自分の好きなタイミングで引けない!


(インフラ観点で行くと)長期の案件が多く、長期ゆるブラック案件(程よく楽だがスキルアップしない)を引いた際の自身のキャリアプランリカバリーが難しい!

 

お賃金から9万円減らしてくれていいからガチャ天井したい、なんて狂った思考回路も育ちました。半分本当です。

 

ある同期の話をします。

その同期とは同じ面談に赴き、研修上がり立ての為同じようなスキルシートしか持たなかった為に私の性別が決め手となり(現場のメンバーの方の性別を加味した結果なのか?性別が決め手だったと言った内容しか私は聞かされていない)私が選ばれた事がありました。それがさっき話した常駐先です。

それに選ばれなかった同期はばりばり構築・運用に携わり、実機にも一杯触れ、シェルスクリプトをバリバリ学んで書く常駐先を引いていました。

私が引いた先は問い合わせ業務メイン・実機に触れる機会はほぼ無い保守業務。

(因みに私がガチャで引いた案件は、単価が私の月給の約2倍の案件。

更に「平均よりも少し安め」で私は売られたらしい)

もしも私があの時選ばれなくてそっちの現場だったら、と軽く嫉妬してしまいました。

 

同期入社という意味では同じスタートラインに立って居た筈だったのに。


たまに同期間で実施していた飲み会で会う毎に、新しいものに触れて生き生きとしていく同期を見て、自分も同じように生き生きとしていきたいと考え、独り家で仮想環境を立てて実機に触れる機会を作りました。丁度LPIC(現LinuC)のレベル1の勉強もしていたので、これはとても役に立ちました。
ただ、「業務として、誰かに貢献出来る」作業と「自身で知識を増やし、満足する」作業とでは若干ベクトルが違いました。私は後者のベクトルに加え前者のベクトルを感じたかったらしいです。

折角高得点で取得したLinuCを活かせる業務は中々回って来ず、変化の少ない日常。
心のズレは次第に体調面にも現れていく事となってしまい、治らなかった胃腸炎は間接的にメンタル面から来ていたと診断されました。

 

④立ち止まってみて考えた事

話は少しだけ逸れるが、若干だが自社で交流を持たせて頂いた大ベテランのエンジニアの方(どちらかと言うとマネジメントのベテランのようなのだが、このような方はどうお呼びしたら宜しいのか)がいらっしゃった。PMやPL歴の方が長いその方の経歴だが、初めは3年間コールセンターでの問い合わせ業務だったらしい。もしその方に、そこから私が本来なりたかったような技術を駆使して貢献出来るポジションへ至る為の身の振り方を尋ねていたら私の人生も変わっただろうか。
答えは勿論分からない。今現在の私に至る過程で、そのような選択肢を採る私は収束してきている訳だから。シュレーディンガーのインフラエンジニアである。すいません適当な事言いました。量子力学は弱いのでスルーしてあげて下さい。私はまだ0か1かの選択肢しか持てないしがない見習いなのです。


ただ、これだけは分かる。そのifがあろうと無かろうと、せっかちな自分はきっと今している事を行うタイプだろうなーと。

まず行動、なのだ。資格を取る、その行動が終わったら次はその資格を活かせる業務につきたいと考えてしまうタイプなのだ。

だからきっと、人がどうしてようがその人の生き方は参考程度に留め、この二十数年で身に付いた自分の生き方というものを実戦し続けていくのだろうなと。自分が最大のパフォーマンスを発揮出来ると考えているメソッドが太い芯となって存在し続け、大元はぶれずにこれからもこうやって進んでいくのだろうと。
そう、不器用だろうとなんだろうと、これが私の生き方なのだ。

 

そうだ、退職して転職、しよう。

 

運も実力のうち、ならば


私は、運も実力のうちであると考えている。今回初常駐の結果がこうなった私は、常駐先ガチャや常駐先で運を引き寄せる実力が不足していたのだろうと。

それならば、自ら行動を起こしてやりたい業務を引き寄せていこうと。


行動で運を補っていこう。
気付けばそう考え、今こうして私は退職エントリを書いています。数週間前までは、夢想の域を出なかった次のステップについての思索を巡らせながら。


このエントリ自体を投稿するのは、様々な事が落ち着きを見せてからになると思います。実際、退職手続きは中々ばたつきまして、現在は傷病手当金の申請や今後の国民保険・国民年金関係の手続きでばたばたしております。

(この辺に関しても、ひと段落ついたら分かりやすくまとめてみたいと思っています)


ただ、ありのままの、渦中における感情のストリーミングを記録しておきたいので、色々とばたついている今現在、こうして筆を執っている次第なのです。

実際、加筆修正する前にこのエントリの草稿をがっと打ち込んだのは今から2週間ほど前でした。

ようやく、本日付けで正式に退職となりましたので気持ちの整理の為にこの記事をアップしようとしております。

 

取り敢えずのこれからの事

・待ち構える様々な手続き関係をこなす

・転職先へのジョインが7月・初任給が8月なのでそこまで凌げる短期の仕事を探す

・(上記について)体調を万全にする為にも在宅系のデータ入力を見つけたい

 (上手く見つけられなくて困ってます)

ノマドワークが捗るカフェ調査をする

AWS認定(Cloud Practitioner)を取得する為に勉強する

・時間のあるうちに部屋の掃除をする

クロスバイクでずっこけて出来た両膝の青タンを治す

お金が入ったら買いたいワイヤレスヘッドホンを探す

 (ヘッドホンを断線させてしまい、取り敢えずこれのパープルを買ってみたのですがどうもカナル型イヤホンが苦手で……)

ソシャゲのガチャ欲に負けない

 もう暫く小梅ちゃんの限定SSRは無いでしょう

 

 

取り敢えず、こんな感じで今後もブログに経過を記録していけたらなと思っておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

 

明日の朝は申し込みをしておいたこれが少しでも見られるといいなぁ。

 

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