現実逃避の副産物

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しょうもない言葉を丁寧にラッピングして送り出す場所

クラスメソッド株式会社から旅立ちます

「クラスメソッドの他1名」になってから早三週間の他一名です。


▲ 輝かしいですね

さて、これがきっかけで名前を他一名にした私ですが、本日5/31をもちましてクラスメソッドを退職致しました。


3年弱勤めたクラスメソッド株式会社から旅立ちます

「旅立ちます」と書いているのは、何となく心が「退職します」になっていないからです。
何らかでやりたいことがまたクラスメソッドにあったら戻りたいなと思えるような会社でした。
今回は私がクラスメソッドから旅立つ経緯や、今後何をやっていくかについてお話し致します。

クラスメソッドでの約3年間について

私は、2018年7月にクラスメソッドに入社しました。
当時、未経験者歓迎SES企業からの転職だった私はエンジニア経験1年弱という状態での転職でした。
クラスメソッドは、そんな常駐SES人員の私にとってはまさに異世界のような環境でした。
充実の福利厚生、技術力が高くて人間としても学ばせてもらえることの多い同僚の人たち、様々な刺激のある案件……思わず「異世界転生した!」という旨のジョインブログを書いてしまったほどにクラスメソッドは輝いて見えていました。
毎日、少しでも技術を磨いて少しでも役に立てるようになりたいなと思い、とにかく前へ前へと突っ走っていました。

気付けば三年近くが経っていました。
書こうとすると一つ一つで記事が書けてしまいそうなほどイベントがあったのですが、またそういった話はコロナが落ち着いた後の酒の席などで聞いて頂ければと思います。

濃い同期と「times」文化

詳しくは酒の席で、と言ったのですがこれだけは触れておきたいなと思うことがありました。
それは、同月にジョインした「同期」の人たちとSlackの「times」文化についてです。
クラスメソッドでは毎月それなりの人数がジョインしてくる為、「同期」の概念が月単位で存在したりします。
私が入社した2018年7月は、「濃い!」と思えるメンバーが揃っていました。
それぞれがどこかしらの分野で活躍しており、「自分はこの中では本当に何も爪痕を残せてもいない」と焦りながらも有り難すぎる刺激をいっぱいもらってきてしまいました。
完全にもらいっぱなしになってしまったなという気持ちが大きいのですが、今後何らかの機会に自分が彼らに与えられるものができるようにこれから頑張っていくという目標ができた気がします。 これももらってしまったものの一つですね。

また、クラスメソッドはチャットツールがSlackになった初期から「times」文化がありました。
timesとは、分報チャンネルのことです。「times-hokaichimei」のように、自分の分報チャンネルを作る文化が根付いていました。
勿論、作るかどうかは自由でした。
私は、Twitterが好きな人間です。理由としては、自分の考えを文章に落とすことで考えを整理することが大好きだからということがあります。
その為、結構早い段階で自分のtimesを作り、脳に浮かんだ言葉を積極的にtimesにポストするようにしていました。
脳に浮かんだ言葉 とはその名の通りであって、作業内容のログ等以外のことも何でもポストしていました。
結果的に、私はそれをしてきて良かったという結論に達しました。
自分から人に絡みにいくことが苦手な私にとっては、timesはとても優れたコミュニケーションの場所となりました。
timesを覗きにきてくれる人というのは、少なからず自分に興味を持ってくれている人です。
脳に浮かんだことをポストしていくと、その人が話したい!と思う話題が出てきて、それがきっかけでそれ以外の話もするようになる……いわば 撒き餌 のような形でコミュニケーションを取ることができたからです。
お陰で、自分の部署以外の人とも様々な会話をすることができ、いつの間にか一社員同士の付き合い以上の関係が築けました。
会社で出会う人とそこまで深く付き合う必要もないし付き合いたいともあまり考えなかった私ですが、少なくともtimesで仲良くなれたことは無駄だとは全く思っていないし、それこそ今後またクラスメソッドと関わることがあった時にも心の障壁少なめに向き合うことができそうだなと考えています。
なんかよく分からないワークフローが作られたり、自分がいないところで会話が盛り上がっていたり、終わらない引越しの荷造りを実況したり と色々ありましたが、お陰で色々な社員の方々と今後も仲良くしていけそうな関係になれたのは大きな収穫の一つです。

なんで旅立つのか

色々な理由はあるのですが、一番大きいのは「タイミング」でした。
様々な案件をこなしていたのですが、「一つのプロダクトの面倒を見ていきたい」と思うようになってきました。
クラスメソッドのソリューションアーキテクトという立場だと、お客様のお手伝いはできますが一つのプロダクトをゆりかごから墓場までお世話するようなことをやるのが難しかったのです。 そんな中、気になっていた業界の企業さんに偶然AWSエンジニアとしてのポジションがあり、お話を伺える機会がありました。
「このプロダクトに関わっていけるのは今しかない」、そう思い私は面接に進みたい旨を伝えました。そして、その企業のプロダクトに関わらせて頂くことになりました。
その募集に出会わなかったら、私は「何らかのプロダクトにがっつりコミットしてみたいなぁ」と思いながら今も仕事を続けていたと思います。
「タイミング」ってあるんだなぁと思った出来事でした。
勿論、AWSの学習や様々な案件の経験を積めるという観点ではクラスメソッドの環境はすごく良いものだと今でも思っています。
自分は現状のAWS資格はこの間コンプリートしたものの、実戦経験はまだ乏しく、正直旅立つ勇気がまだ不足しています。もっともっとクラスメソッドで学びたいという未練はないといったら嘘になります。
でも、折角掴んだやりたいことへのチャンスはそれ以上に無駄にしたくないという気持ちがあります。
なので、今回はクラスメソッドから旅立つ、という選択をしました。

それ以外の思うところなどの話は、これまたコロナが落ち着いたら酒の席でしたいなと思っています。 みんなのお誘い、待ってるぜ! ピルスナーかホワイトエール飲みたい。

これから何をするのか

次は、 株式会社トレッタキャッツで猫ちゃんIoTトイレのAWS周りを見ていくエンジニアをする予定です。

またどこかでブログにしたいと思いますが、 猫と暮らし始めました


▲ 保護猫の「ちゃこ」ちゃんです

次は、猫に絡み絡まれながら(?)技術を磨いて、プロダクトを支えていけるエンジニアになりたいなと思っております。

さいごに

今後も、どこかしらでお目にかかれるように頑張っていくので、お目にかかった際にはどうぞよろしくお願い致します。
引越し祝い・転職祝いはいつでもWelcomeです!